臓器移植のこと

 中3の長男が臓器移植ネットワークのチラシと登録カードを持って帰ってきた。学校で配られたそうだ。数年前から健康保険証カードの裏面にもその意思表示をする欄があって、臓器移植には関心があった。といって、私の身体で何が使えるのかと考えると、網膜はく離を患った眼球は使い物にならないだろうし、心臓も弱くてダメ。胃は数年前にピロリー菌がいてたらしいし・・・消去していくと、残るは腎臓や肺。それらのどれでも役に立つものならとネットでの登録を検討中。


 こういうのって私の意志があっても家族がどう思うかってこともあるようでデリケートな問題。長男が中1のときの参観・脳死のことについての理科の授業があった。そのときに、自分の大切な人の死をどこで判断するのかという中学生にはちょっと厳しい内容だった。


 おりしも脳梗塞の後遺症で左半身麻痺の父。リハビリ入院するときに万が一、脳梗塞の再発やほかの症状で口からの食事が無理になった場合の対処をするのかしないのか?心臓が止まったときの対処をするのかしないのか?と質問された。すでに80歳を越えた父なので、私はそういう手立てはせず自然に任せるのがいいと思い、しなくてもいいと返答したが、兄はなかなか決断ができなかった。こういう点、女性のほうがはるかに潔いよなぁ。


 そんなんで私がそういう状況になったとき、わが旦那はどうするのかなぁ。