猫も杓子も個人情報

小さいながらもネットショップを運営して9年目を迎える私。公開当初、知人から住所や電話番号を載せて大丈夫?とありがたい心配を頂きました。今ほど、個人情報がどうのと騒がれる前のことだったし、子供の学校の連絡網もひと昔前のアナログ的なもの。


私ごときのものの住所や電話番号をネットで公開したところでどんな弊害があるのだろうか、またそんな大物でもない。それにネットショップを運営する以上は必須なんだし、仮に何かあったらそのときに対処したらいいことと、周りの人たちの心配をよそにドンと公開。小さくではあるけれど恥ずかしげもなく写真まで公開。


時代は流れ、ねずみ講のごとくの学校の連絡網は廃止され、携帯一斉メール配信が主流になって昨今、何かにつけ個人情報云々とそれを持ち出す周りの人々。一昔前にネットで個人情報らしきものを公開している私にいったいどんな弊害が起こったのかというと、取り立てていうほどのことはまったく起こっていない。小市民の私ごときゆえのことだと思うばかり。


ネットで公開するよりもっと別のルートでの情報が流れているであろう、子供の進学時期を狙っての塾や家庭教師のセールス。明らかに私がネットで公開している情報とは関係ないルートでの情報。その流出のほうがうっとおしいという気持ち。電話がかかってくるたびに断るのが面倒なのです。


こうやってブログ記事を書く程度なら名前を伏せて出来ることが、ウェブサイトを持ってそれで収入を得たいとなるとある程度の個人情報を公開するのは仕方がないこと。ネットに限らず名刺を作ってあちらこちらに営業に回って名刺を配るのとなんら変わりがないこと。ネットだからといって神経質になる必要はなく、ネットも実社会その時々何が最善かと考えて柔軟に対応していけば、個人情報の開示を恐れることもないのではと思います。


個人情報の開示についてのこちらの記事:個人情報は開示すべきか?に納得した私でございます。